京都大学白浜水族館の魅力
-水族館の歴史と特徴-
京都大学白浜水族館は、1924年に設立された日本最古の水族館です。当初は、京都帝国大学の理学部動物学科の水産学教室の施設として開設されましたが、1930年に独立した水族館となり、現在に至っています。
白浜水族館は、京都府白浜町の白浜海岸沿いに位置しており、入館料は大人420円、子供210円です。館内には、約100種、約1,000点の生き物が飼育されており、そのうち約30種は京都府の天然記念物に指定されています。
白浜水族館の特徴の一つは、日本近海に生息する生き物を中心に展示していることです。水槽の中には、マダイ、タイ、アジなどの食用魚から、アオリイカ、タコなどの頭足類、ウツボ、アナゴなどのウナギ目、ウミガメ、アザラシなどの哺乳類まで、さまざまな生き物が泳いでいます。
もう一つの特徴は、水族館の建物が国の登録有形文化財に指定されていることです。建物は、1924年に竣工した木造2階建ての洋風建築で、白亜の壁と青色の窓枠が特徴的です。館内には、昭和初期の水族館の雰囲気を残す展示物が数多く残されており、歴史的にも貴重な施設となっています。