白竜



無表情なマスクの下に潜む暴力性。白竜演じるボディガードの東城正次は北野作品初出演の『その男、凶暴につき』(89)で演じた、冷酷な殺し屋そのままの「突発的な暴力性」を受け継いでいる。1978年、九州で『白竜バンド』を結成、翌年『アリランのうた/シンバラム』で歌手デビュー。80年から83年まで年間100本以上のライブをこなす人気ロッカーだった。映画デビューは84年、崔洋一監督の『いつか誰かが殺される』。89年の『その男〜』出演を機に音楽から俳優にシフトし、滝田洋二監督『熱帯楽園倶楽部』のコミカルな演技、神代辰巳監督『棒の悲しみ』(ともに94)の凄みのある配役と、複雑な内面を持つ性格演技には評判も高い。52年、佐賀県生まれ。


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