北野 武監督 第5作
1995年2月公開


(C)1994 バンダイビジュアル/オフィス北野

CAST
ダンカン,結城哲也,南方英二,白竜,大杉 漣,ガダルカナル・タカ,そのまんま東,上田耕一,左 時枝,小林昭二,横山あきお,絵沢萌子,寺島 進,不破万作,及川ヒロヲ,松金よね子,芦川 誠,宮路年雄,岡田眞澄,ビートたけし ほか

STAFF
プロデューサー:森 昌行,鍋島壽夫,柘植靖司,吉田多喜男/監督・脚本:北野 武/音楽監督:久石 譲/撮影:柳島克己(J.S.C.)照明:高屋 齋/美術:磯田典宏/録音:堀内戦治/編集:太田義則/記録:中田秀子/助監督:清水 浩/キャスティング:吉川威史/製作担当:広瀬昌弘/音楽プロデューサー:小池秀彦

製作:オフィス北野バンダイビジュアル
製作協力:
ライトヴィジョン
配給:ヘラルド・エース,日本ヘラルド映画



STORY
 朝男は女にモテたかった。朝から晩まで頭に浮かぶのはアノことだけ。そんなある日、オープン・カーを餌にナイス・バディのいい女をナンパしている男の夢を見た朝男は、さっそくカーディーラーへ。欲望も行動もストレートな朝男の車選びのポイントもストレートで、“カー・セックスがヤれる車”。シートに座り、ハンドルを握って使い心地を試してみるが、問題は金。結局、朝男が買ったのは理想とはほど遠い軽四だ。これでヤれるのか! と思うのだが、展望が一気に開けた朝男はハッピーいっぱいの顔でナンパに出発する。
 果たして朝男の必死のアプローチも成果なし。フラれつづけた上に、愛車は暴走ダンプに潰されスクラップに・・・・・。
 車はやっぱりオープン・カーでなきゃ、簡単に妥協したのがいけないのだと、爺さまを臓器提供会社に売り飛ばして手に入れた車が整備不良で、“夢”は又しても遠のいて行く。しかし朝男は少しもめげない。ふと見上げた空を飛ぶジャンボ機のファースト・クラス席では、スッチーが特別サービス中。女にモテる男=ファースト・クラスの客になるには金がいる。それには銀行から頂くのが手っ取り早いと、朝男は緻密な計画を立てる。まず町の鋳物工場に就職し、深夜ひそかに拳銃を密造する。出稼ぎイラン人に混じって、額に汗して働くのだ。ところが何という幸運! 抗争事件に巻き込まれたのだろうか、工場の前で血まみれのヤクザからズシリと重い拳銃を手渡されて、朝男はニンマリ。その足で銀行に直行するが、先客があったり、行員がみんな警官だったりして、現実はキビしい。現金輸送車の襲撃もうまく行かないし、トランクに現金を持ち歩くので有名な山路社長も追い回すが、競争相手が多すぎて失敗。
 妄想はアイディアをひらめかせる。人気俳優になれば、女はより取りみどりだし、向こうのほうからたかってくる。チャンスは自分でつかむのだ、口から出まかせの芸歴でオーディションをパスして、『座頭市』の端役をつかむ。次は下積みから主役への長い道のりを近道しようと勝手に役作りして監督にどやされたりするが、主役の粕新先生が事故で入院(朝男の仕業だ)、まんまと出番が回る。しかし結果は撮影現場をてんやわんやの大騒ぎに巻き込み、映画もお蔵入りに・・・・・。
 ジャンボがダメならセスナがある。またまた妄想が広がり始めたところに、またまた血まみれのチンピラ・ヤクザが登場。預かった覚醒剤を売り払い、乗り込んだセスナには凶悪な殺し屋の宍戸ジョーが同乗していた。空中大騒動の末、飛行場に降り立つと、出迎えの組員たちに殺し屋と間違えられ、なり行きでヤクザ同士の抗争に巻き込まれ、仲裁に入った大親分を誤って殺してしまい、気がつくと朝男以外は全滅だ。
 そんな朝男に“透明人間推進協会”のたすきをかけたあやしい博士が近付き、言葉たくみに朝男を実験台にするが・・・・・。



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