「柘榴坂の仇討」の魅力を紐解く

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「柘榴坂の仇討」の魅力を紐解く

柘榴坂の仇討とは。

2014年公開の日本映画『柘榴坂の仇討』は、浅田次郎の短編小説を原作としたヒューマンドラマ。若松節朗監督、中井貴一、阿部寛、広末涼子らが出演。主君の仇討を命じられた幕末の武士の生き様を描いている。第38回日本アカデミー賞で優秀主演男優賞を受賞した。

原作「一合まげの亭主」のあらすじ

原作「一合まげの亭主」のあらすじ

「柘榴坂の仇討」の原作は、文豪・泉鏡花によって1915 年に発表された長編小説「一合まげの亭主」です。この物語は、明治維新後の東京を舞台に、仇討ちを誓った一人の男の運命を辿った作品です。

主人公の男の名は、赤松源蔵。彼は、ある日、妻のお政とその愛人である岡安を殺害してしまいます。源蔵は、直ちに自首しますが、当時の法律では、夫が姦通相手を殺害しても罪に問われませんでした。源蔵は、無罪放免となりますが、世間の非難を一身に浴びることになります。

源蔵は、世間の冷たい視線を逃れるために、東京から身を隠してしまいます。彼は、各地を放浪し、やがて、深川にたどり着きます。深川で、源蔵は、女芸人のもとに身を寄せ、平穏に暮らしていました。

しかし、ある日、源蔵の前に、お政の弟である河合又五郎が現れます。又五郎は、源蔵に仇討ちを迫ります。源蔵は、又五郎の願いを受け入れ、仇討ちを決意します。

源蔵は、又五郎とともに、お政と岡安の墓参りを行います。そして、墓前で、源蔵は、お政と岡安の冥福を祈り、仇討ちの決意を新たにします。

源蔵と又五郎は、岡安の住む屋敷に乗り込み、仇討ちを果たします。源蔵は、岡安を殺害し、又五郎は、岡安の妻を殺害します。源蔵と又五郎は、仇討ちを果たした後、自害します。

映画「柘榴坂の仇討」の見どころ

映画「柘榴坂の仇討」の見どころ

映画「柘榴坂の仇討」は、司馬遼太郎の小説「柘榴坂の仇討」を原作とした、2014年に公開された日本映画です。主演は役所広司と菅田将暉で、監督は加藤秀俊が務めました。この映画の見どころは、なんといっても役所広司演じる佐々木只三郎の迫真の演技です。佐々木只三郎は、父の仇を討つために13年間の潜伏生活を送った男です。その長い年月をかけて仇を討ち果たすまでの佐々木只三郎の心の葛藤や苦悩が見事に表現されており、観る者の心を大きく揺さぶります。

また、菅田将暉演じる青木藤十郎の好演も光っています。青木藤十郎は、佐々木只三郎の仇である山鹿新八郎の息子です。父親を殺した佐々木只三郎を憎みながらも、その生きざまに惹かれていくという複雑な心情を、菅田将暉は見事に演じています。佐々木只三郎と青木藤十郎の対決シーンは、映画のクライマックスであり、その緊迫感と迫力ある演出は必見です。

さらに、映画「柘榴坂の仇討」の見どころとして、美しい映像も見逃せません。映画は、静岡県の下田を舞台としており、その美しい景色が余すことなく映し出されています。特に、佐々木只三郎が仇討ちを果たすシーンで流れる「柘榴坂」の景色は、圧巻の一言です。

映画「柘榴坂の仇討」は、俳優陣の迫真の演技、美しい映像、そして緊迫感溢れるストーリー展開が見どころの作品です。日本映画史に残る名作として、ぜひ一度は観て頂きたい作品です。

中井貴一さん演じる主人公の生きざま

中井貴一さん演じる主人公の生きざま

中井貴一さんが演じる主人公の生きざまは、復讐に燃える男から、やがて愛に目覚め、新たな人生を歩み始める男へと変化していく。復讐に燃える男としての中井貴一さんは、鬼気迫る演技で、その凄みのある存在感を遺憾なく発揮している。仇討ちのために、一切の情を捨て、冷酷に復讐を遂行していく姿は、観る者に強烈なインパクトを与える。

しかし、復讐を果たした後、中井貴一さんは次第に変化していく。仇討ちの際に、命を助けられた女性との出会いによって、愛に目覚め、新たな人生を歩み始めるのだ。それまでの復讐に燃える男とは打って変わって、穏やかで優しい表情を見せる中井貴一さんは、観る者に安堵感と温かさをもたらす。

中井貴一さんは、主人公の変化を繊細かつ丁寧に表現しており、その演技力には脱帽させられる。復讐に燃える男から、愛に目覚め、新たな人生を歩み始める男へと変化していく主人公の生きざまを、中井貴一さんは見事に演じ切っている。

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