ソノラマノベルス

作品名

ソノラマノベルスとは?

-ソノラマノベルスの歴史- ソノラマノベルスは、1959年に秋元書房から刊行された「五番町夕霧楼」を皮切りに、1980年代後半まで刊行された日本の大衆小説レーベルである。当初は主に貸本向けに出版されていたが、1960年代後半から一般書店流通も開始し、多くの人気作家を輩出した。 ソノラマノベルスの特徴は、幅広いジャンルの作品を扱っていることである。ミステリー、アクション、恋愛、SF、時代劇など、あらゆるジャンルの作品が出版されていた。また、大衆小説でありながら、文芸性が高い作品も少なくなかった。これは、秋元書房が文芸雑誌「新潮」を発行していたこともあり、文芸作家がソノラマノベルスに作品を発表することが多かったためである。 ソノラマノベルスは、1970年代に最盛期を迎え、年間1000冊以上もの作品が出版された。また、ソノラマノベルスでデビューした作家の中には、後に文壇で活躍するようになった者も少なくなかった。代表的な作家としては、野坂昭如、椎名誠、赤川次郎、藤本義一、夏樹静子などがあげられる。 1980年代後半になると、ソノラマノベルスのブームは下火となり、出版点数も減少していった。これは、貸本屋の衰退や、文芸誌の隆盛など、さまざまな要因が考えられる。それでも、ソノラマノベルスは現在でも一部の出版社から刊行されており、根強い人気を保っている。