赤い旅団

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赤い旅団から新生した、イタリア過激組織の実態

赤い旅団の後継組織  赤い旅団は、1969年に設立されたイタリアの極左テロ組織で、1970年代から1980年代にかけて、一連の誘拐、暗殺、爆破事件を起こし、イタリアを震撼させた。1980年代後半に壊滅状態に陥ったが、そのメンバーの一部は活動を継続し、新たなテロ組織を結成した。それが、赤い旅団の後継組織である。  赤い旅団の後継組織は、1990年代初頭に結成され、当初は「赤い旅団-共産主義戦闘員」と名乗っていた。しかし、1990年代後半に「赤色旅団-建設党」に改称し、その後も名称を変更している。組織の規模は小さいが、イタリア政府や企業、ジャーナリストなどを標的としたテロ活動を続けている。  近年、赤い旅団の後継組織は、ヨーロッパ各国の極右政党や運動との関係を強めている。2017年には、ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢」の集会に参加し、同党の指導者であるアライアンス・フォー・ドイツのアレクサンダー・ガウランドと面会した。また、2018年には、フランスの極右政党「国民戦線」の集会に参加し、同党の指導者であるマリン・ル・ペンと面会した。  赤い旅団の後継組織の活動は、イタリア国内だけでなく、ヨーロッパ全体に大きな影響を与えている。同組織は、ヨーロッパの民主主義と安定を脅かす存在であり、国際社会が連携して対応することが求められている。