「薩摩糸びな」の歴史と魅力

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「薩摩糸びな」の歴史と魅力

薩摩糸びなとは。

薩摩糸びなとは、鹿児島県の郷土玩具で、江戸時代初期から現在まで製造が続く雛人形のことを指します。この人形は、顔がなく、細い割竹を本体として作られます。髪の毛が麻糸でできていることから、糸びなと呼ばれていると言われています。

薩摩糸びなの起源と由来

薩摩糸びなの起源と由来

薩摩糸びなの起源と由来

薩摩糸びなの起源は、今から約600年前の室町時代(1336~1573年)にさかのぼります。当時、薩摩の国(現在の鹿児島県)では、人々の暮らしの中で「糸かけ人形」と呼ばれる人形遊びが盛んに行われていました。糸かけ人形とは、糸を操って動かす人形のことで、薩摩糸びなの原型となったと言われています。

その後、室町時代から江戸時代(1603~1868年)にかけて、薩摩藩主島津氏のもとで、薩摩糸びなが保護・奨励されました。薩摩藩では、糸かけ人形を藩の特産品として奨励し、工芸品として発展させていきました。そして、江戸時代後期になると、薩摩糸びなが全国的に知られるようになりました。

薩摩糸びなの由来には、いくつかの説があります。

1つ目は、薩摩藩主島津氏が朝鮮出兵の際に、朝鮮の宮廷人形をモデルにして作らせたという説です。

2つ目は、薩摩藩の役人が、京都で見た雛人形を模して作らせたという説です。

3つ目は、薩摩の農民が、田植えの際に着物を脱いで作業をすることから、その着物を人形に見立てて作ったという説です。

どの説が正しいかは定かではありませんが、薩摩糸びなが長い歴史の中で、人々の暮らしの中で愛されてきたことは間違いありません。

薩摩糸びなの特徴と魅力

薩摩糸びなの特徴と魅力

薩摩糸びなの特徴と魅力

薩摩糸びなの最大の特徴は、細い糸で一本一本丁寧に作られた人形であることです。人形の胴体は、木綿や麻の布を小さく切って丸め、糸で巻きつけ、頭は、紙を丸めて糸で巻いて作られています。衣装は、正絹や縮緬などの高級な布を使用し、丁寧に仕立てられています。人形の顔は、顔料を塗って描かれており、表情豊かで愛らしいものが多いです。

薩摩糸びなの魅力は、その繊細な美しさにあります。細い糸で一本一本丁寧に作られた人形は、まるで宝石のように美しく、見る人の心を魅了します。衣装も正絹や縮緬などの高級な布を使用し、丁寧に仕立てられているので、とても豪華で華やかです。人形の顔も、顔料を塗って描かれており、表情豊かで愛らしいものが多いので、見ているだけで幸せな気持ちになります。

薩摩糸びなの製作工程

薩摩糸びなの製作工程

薩摩糸びなの製作工程

薩摩糸びなは、鹿児島県で生まれた郷土玩具です。その歴史は江戸時代中期まで遡り、薩摩藩の庇護のもと、薩摩藩の武士や庶民たちに愛好されました。薩摩糸びなの製作には、多くの工程が必要で、その一つ一つが丁寧に手作業で行われます。

まず、木製の土台に和紙を貼り付け、木工用ボンドで固定します。この和紙を「胴巻き」と呼び、薩摩糸びなの土台となります。胴巻きができたら、胴巻きの形に合わせて、綿を詰め込んでいきます。この綿は、薩摩糸びなの胴体部分となります。胴体部分ができたら、その上に木綿の布を被せて、木工用ボンドで固定します。この布を「着物」と呼び、薩摩糸びなの衣装となります。着物ができたら、その上に帯を巻き付け、帯締めを結んで完成です。

薩摩糸びなの製作には、多くの時間と手間がかかりますが、その分、一つ一つが unique な作品となります。薩摩糸びなは、鹿児島県の伝統的な郷土玩具として、現在も多くの観光客に愛されています。

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