寄席の定番! 「三人絵かき」のトリビア8選!
三人絵かきとは。
「三人絵かき」とは、古典落語の演目の一つで、禽語楼小さんが演じました。また「三都三人絵師」という別名もあります。
そもそも「三人絵かき」ってどんな噺?
そもそも「三人絵かき」ってどんな噺?
「三人絵かき」は、寄席の定番として知られる落語の演目の一つです。三人称で物語が進み、一風変わった三人の絵かきとその不思議な弟子が巻き起こす騒動を描く、笑いと温かみが同居する人情噺です。
舞台は江戸時代のある町。絵かきを志す三人の男たちが、それぞれ絵の師匠に弟子入りし、芸を磨いています。しかし、師匠たちの絵の教え方は非常に変わっていて、一人は「写生」を重んじ、一人は「想像力」を大切にし、もう一人は「独創性」を強調します。
三人の弟子たちは、それぞれの師匠の教えに従って絵を描きますが、なかなか上達しません。そこで、師匠たちは弟子たちに腕試しをさせることにします。弟子たちは、同じ題材をそれぞれ絵に描いて競い合うことになり、果たして誰が最高の絵を描くことになるのか、観客の期待が高まります。
「三人絵かき」の見どころ
「三人絵かき」の見どころ
「三人絵かき」は、寄席の定番演目として愛され続けている落語のひとつです。その見どころは、なんといっても3人の絵かきがそれぞれに描いた絵がまったく異なるという点でしょう。
最初の絵かきは、下手な絵を描きがちです。しかし、その絵が実は名画であったりするという落ちも。2人目の絵かきは、絵が上手なだけに、描いている途中でつい調子に乗ってしまい、とんでもない絵を描いてしまうことが多いです。3人目の絵かきは、絵の技術はイマイチですが、その代わりにユーモアのある絵を描きます。
こうして3人が描いた絵が、それぞれに異なるテイストを持っていることで、観客は飽きることなく楽しむことができます。また、噺家によってそれぞれの絵かきを演じる際の工夫やアレンジが異なるため、何度見ても新鮮な気持ちで楽しむことができます。
「三人絵かき」は、寄席初心者の方にもおすすめの落語です。気軽に足を運んで、その魅力を体験してみてはいかがでしょうか。
「三人絵かき」の名演と言えばこの三名
-「三人絵かき」の名演と言えばこの三名-
寄席のお笑いの演目として人気の高い「三人絵かき」。その名演は古今の名人がたくさん残しています。ここでは、その中でも特に有名な三人の名人を紹介します。
-初代桂文吾-
初代桂文吾は、明治から大正にかけて活躍した落語家で、上方落語の重鎮として知られています。「三人絵かき」の名人としても知られ、その軽妙洒脱な芸風で観客を魅了しました。
-六代桂文枝-
六代桂文枝は、昭和から平成にかけて活躍した落語家で、上方落語の重鎮として知られています。「三人絵かき」の名人としても知られ、その独創的な芸風で観客を沸かせました。
-三遊亭圓楽-
三遊亭圓楽は、昭和から平成にかけて活躍した落語家で、東京落語の重鎮として知られています。「三人絵かき」の名人としても知られ、その飄々とした芸風で観客を笑わせました。