シャム猫ココが銀幕に登場！

シャム猫ココが銀幕に登場！

シャム猫ココとは？

-シャム猫ココとは？-

シャム猫ココは、日本初のカラー映画『カルメン故郷に帰る』でデビューしたシャム猫です。1933年、柴山春哉監督によって制作されたこの映画は、空前の大ヒットとなり、ココも一躍スターの仲間入りを果たしました。

ココは、1931年に東京のペットショップで柴山監督によって発見されました。柴山監督は、その美しい容姿と演技の才能に惚れ込み、すぐにココを映画に出演させることにしました。ココは、映画の中で主人公のカルメンと一緒に旅をする猫を演じました。

ココの演技は、観客から大絶賛され、ココは瞬く間に日本の国民的スターとなりました。ココは、その後も数多くの映画に出演し、その人気は衰えることなく続きました。1963年に亡くなるまで、ココは日本の映画界を代表するスター猫として活躍し続けました。

ココは、日本初のカラー映画のスターであり、日本の猫ブームの火付け役としても知られています。ココは、日本の映画界に多大な貢献をした猫であり、その功績は今もなお語り継がれています。

登場した作品

ココが銀幕に登場した作品は主に動物ものの作品がほとんどでした。

1936年の『歯医者さん、ちょっと待って!』、1937年の『マルタの家』、1938年の『二度目の赤ちゃん』、1939年の『グッドニュース』といった作品では動物は役に属しており、単に「シャム猫ココ」として出演していました。そのほかにも1940年の『空の功績』、1941年の『夏休みの物語』、1942年の『白昼の決闘』などにも出演しました。ストーリーにシャム猫の要素は含まれているものの、シリアスな物語の中にはろくな出番はなく、単に登場したというだけです。

1944年には『無謀なる挑戦』という物語に登場しましたが、シドニー・グリーンストリートの飼っている猫としてストーリーの中で重要な役割を果たします。しかしストーリーとしてはシリアスなもので、最後までココはストーリーを和ませるための存在でしかありませんでした。

また同じ1944年には『家族』というストーリーに登場しましたが、こちらはウォルター・ブレナンの飼っている猫として物語に登場します。この物語は4人の孤児の話であり、彼らが新しい家族を得ていく過程を描いたもので、その家族が飼っている猫としてココが重要な役割を果たしています。この頃からココはストーリーの癒し系パーツとして登場するようになります。

1945年の『刀の刃』という作品にも登場していますが、こちらはエドワード・G・ロビンソンの飼っている猫として登場します。ココ目線で今回のストーリーは展開していくので、タイトルとは裏腹にストーリーは非常にコミカルなものとなっています。

1946年の『挑戦』や1947年の『無頼漢』などの作品では、それぞれの物語の主人公の友人として登場し、のんびりとした雰囲気をかもし出しています。そのほかにも1948年の『空に散る翼』や1949年の『母の肖像』にも登場しましたが、いずれもストーリーには関連性のない単なる友人のペットという程度のものでした。