RE-5：唯一無二のロータリーエンジン搭載バイク
RE-5とは。
RE-5とは、1973年からスズキが製造・販売した二輪車のことです。総排気量は497ccで、大型自動二輪車に分類されます。エンジンは、水油冷シングルロータリーエンジンで、日本唯一のロータリーエンジン搭載車として知られています。車体のデザインは、イタリアの工業デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロが担当しました。
RE-5の特徴と歴史
-RE-5の特徴と歴史-
RE-5は、1974年に発売された、世界初のロータリーエンジンを搭載したオートバイです。RE-5は、マツダが開発した498ccのシングルローターエンジンを搭載しており、最高出力は62馬力、最高速度は185km/hを誇っていました。RE-5は、その革新的なエンジンやスタイリッシュなデザインで話題となり、当時のオートバイ業界に大きなインパクトを与えました。
しかし、RE-5は、燃費が悪く、またロータリーエンジンの特性である高温になりやすいという問題もあり、販売台数は伸び悩みました。また、当時のオイルショックの影響もあり、RE-5の生産はわずか3年で中止されてしまいました。
その後、RE-5は、そのユニークなエンジンやデザインから、コレクターの間で人気を集め、現在でも高値で取引されています。RE-5は、オートバイ業界に革命を起こした、歴史に残る一台です。
RE-5の主な特徴は、以下の通りです。
* 世界初のロータリーエンジンを搭載したオートバイ
* 最高出力62馬力、最高速度185km/hの性能
* 革新的なエンジンやスタイリッシュなデザイン
* 燃費が悪い
* ロータリーエンジンの特性である高温になりやすい
* 販売台数は伸び悩み、生産はわずか3年で中止
* 現在でもコレクターの間で人気があり、高値で取引されている
RE-5のエンジンと性能
– RE-5のエンジンと性能
RE-5のエンジンは、ロータリーエンジンを採用しています。ロータリーエンジンは、レシプロエンジンとは異なり、ピストンが上下に reciprocate するのではなく、ローターが三角形のハウジングの中で回転する仕組みです。このロータリーエンジンは、レシプロエンジンよりも軽量でコンパクトで、高回転までスムーズに回り、高出力と低燃費を両立しています。
RE-5のロータリーエンジンは、500ccの排気量で、最高出力60PSを発生します。この出力は、当時の国産400ccネイキッドバイクのトップモデルであるホンダ・CB400スーパーフォアとほぼ同等です。しかし、RE-5は、CB400スーパーフォアよりもはるかに軽量で、車重はわずか160kgです。その結果、RE-5は、0-400m加速を12秒台でこなすなど、圧倒的な加速性能を発揮します。
また、RE-5は、ロータリーエンジンの特徴であるスムーズな吹け上がりと、高回転域での伸びのあるパワーが特徴です。その結果、RE-5は、ワインディングロードを軽快に駆け抜けるのに適したバイクとなっています。
RE-5の車体デザイン
RE-5の車体デザインは、エンジンの配置によって個性的なものとなっている。エンジンは車両後部に縦置きに搭載され、車体後部に重量が集中している。これは、ハンドリングに少し影響を与えているが、エンジンの振動が軽減され、快適な乗り心地を実現している。
また、エンジンはシリンダーヘッドが前に向いているため、車体前部が細く、空気抵抗を軽減することに貢献している。さらに、車体全体は流線型のデザインで、空気を切り裂くようなフォルムを実現している。
車体のカラーリングは、赤と黒を基調としたスポーティなデザインとなっている。燃料タンクにはRE-5のロゴが大きく描かれており、存在感抜群である。また、マフラーは左右2本出しで、迫力のあるサウンドを奏でる。
RE-5の車体デザインは、ロータリーエンジンの特徴を活かした個性的なものとなっている。そのデザインは、多くのライダーを魅了し、現在でも根強い人気を誇っている。
