絵本「でんでんだいこ いのち」の分析と考察

スポンサーリンク

絵本「でんでんだいこ いのち」の分析と考察

でんでんだいこ いのちとは。

「でんでんだいこ いのちとは」は、今江祥智さんと片山健さんによる絵本作品で、1995年に出版されました。1996年には小学館児童出版文化賞を受賞しています。

作品概要と受賞歴

作品概要と受賞歴

「作品概要と受賞歴」

本作は1957年に偕成社から出版され、2005年に福音館書店から復刊された、作者・かこさとし氏による絵本です。1958年に同社出版文化賞を受賞し、1959年には、本作が伊藤整文学賞候補となり、かこさとし氏が同賞の絵本賞を受賞しました。

この絵本は、亡くなった祖父が孫に贈った太鼓にまつわる物語です。祖父は孫に、「この太鼓は、たくさんの人の命を救った太鼓だ」と語ります。太鼓は、かつて村を襲った大火を知らせ、人々の命を救いました。また、太鼓は、戦で戦っている兵士たちを鼓舞し、勝利へと導きました。

太鼓は、孫の宝物となり、孫は太鼓を大切にして、太鼓の物語を人々に伝え続けました。本作は、太鼓の役割と、命の大切さを描いた絵本です。

ストーリーとテーマ

ストーリーとテーマ

-ストーリーとテーマ-

『でんでんだいこ いのち』は、1972年に刊行された、かくきみほ作、あべ弘士絵の絵本である。

主人公の「だ」「い」「こ」の3文字が、それぞれの音の魅力を生かした擬音とともに、
「だだだ」「いーい」「ここ」と、元気よくリズムに乗って、
あるところからあるところへと旅をしていく。

そして、その旅先で出会う様々なものを、
それぞれの音の特徴を生かした擬音で表現していく。

例えば、河に浮かぶ石は「ごつごつ」、
雪だるまは「まんまるごろごろ」、
また、お寺の鐘の音も「ごーん」「がん」「ごーん」と、「こ」の音の響きを生かした擬音で表現されている。

このように、絵本の中では、
「だ」「い」「こ」の3文字が、それぞれの音の魅力を発揮し、
擬音によって、様々なものが生き生きと表現されている。

また、絵本の中には、
「だいこんやだいこんや」「いぬいぬいぬい」「こまちこまち」と、
言葉遊び的なフレーズも登場する。

これによって、子どもたちは、言葉の音を楽しむことができるだけでなく、
言葉遊びの楽しさにも触れることができる。

この絵本は、子どもたちに言葉の音の魅力を伝え、
言葉遊びの楽しさを教えることを目的としている。

また、絵本の中には、
「だ」「い」「こ」の3文字が、それぞれの音の魅力を生かして、
いろんなものを表現していく姿をとおして、
言葉の持つ力についても示唆している。

言葉は、単なる音の羅列ではなく、
その音によって、様々なものを表現することができる。

そして、言葉には、人を感動させたり、勇気づけたりする力もある。

この絵本は、言葉の持つ力を子どもたちに伝え、
言葉の大切さを教えることをも目的としている。

絵本作家の意図とメッセージ

絵本作家の意図とメッセージ

作家は、この絵本の中で、戦争というものを抽象的にではなく、具体的なものとして描き出すことで、戦争の悲惨さと平和の大切さを訴えています。

登場人物たちは、戦争によって家を追われ、家族を失い、食べるものにも困るという状況に陥っています。そんな中で、彼らはでんでんだいこを叩いて歌い続け、希望を持ち続けます。

でんでんだいこは、彼らの心の支えであり、生きる希望のシンボルです。また、でんでんだいこの音は、戦争の悲惨さを伝えるだけでなく、平和への祈りでもあります。

作家は、この絵本を通して、戦争の悲惨さと平和の大切さを訴えかけ、戦争を二度と起こしてはならないというメッセージを伝えています。

タイトルとURLをコピーしました