スペイシー125：ホンダが1987年に発売したスクーター

スペイシー125：ホンダが1987年に発売したスクーター

スペイシー125の概要

スペイシー125の概要

スペイシー125は、1987年にホンダが発売したスクーターである。125ccの空冷単気筒エンジンを搭載し、最高出力10馬力、最大トルク1.0kgf・mを発生する。トランスミッションは、無段変速機を採用している。車体は、パイプフレームを採用し、前輪には12インチ、後輪には10インチのタイヤを装着している。シート下には、30Lの大容量トランクを備えている。

スペイシー125は、その使い勝手の良さと経済性から、発売以来多くの人に愛されている。街乗りからツーリングまで、幅広い用途に使用できるスクーターである。また、燃費も良く、1回の給油で約400km走行することができる。

スペイシー125は、1990年にマイナーチェンジを受け、ヘッドライトが角型から丸型に変更された。1993年には、再びマイナーチェンジを受け、エンジンが水冷化された。このモデルは、1999年まで生産された。

スペイシー125は、現在では生産されていないが、中古市場では今でも人気がある。その使い勝手の良さと経済性から、多くの人に愛され続けているスクーターである。

スペイシー125の歴史

ホンダ・スペイシー125は、1987年に発売されたスクーターです。スペイシーシリーズは、1981年に発売された「スペイシー50」を皮切りに、排気量を拡大した「スペイシー80」、「スペイシー100」が発売されました。そして、1987年に発売されたのが「スペイシー125」です。このスペイシー125は、従来のスペイシーシリーズとは異なり、スクーターでありながらスポーティな走りを追求したモデルでした。エンジンは、空冷・4ストローク・単気筒・125ccで、最高出力は8.5馬力でした。トランスミッションは、無段変速機を採用し、最高速度は100km/h以上でした。また、足回りは、フロントにテレスコピックフォーク、リアにスイングアームを採用し、ブレーキはフロントにディスクブレーキ、リアにドラムブレーキを採用していました。

スペイシー125は、発売当初から人気を博し、1987年には年間販売台数10万台を超えました。また、1988年には、よりスポーティなモデルとして「スペイシー125R」が発売されました。スペイシー125Rは、エンジンを13.2馬力までパワーアップし、最高速度は110km/h以上でした。また、足回りは、フロントに倒立フォーク、リアにリンク式モノショックを採用し、ブレーキはフロントにダブルディスクブレーキ、リアにディスクブレーキを採用していました。スペイシー125Rは、そのスポーティな走りが評価され、人気を博しました。

スペイシー125シリーズは、1992年まで生産され、累計販売台数は約40万台でした。スペイシー125シリーズは、そのスポーティな走りと実用性を兼ね備えたモデルとして人気を博し、現在でも中古車市場で人気があります。

スペイシー125の生産終了

スペイシー125の生産終了

1987年にホンダが発売したスペイシー125は、そのスタイリッシュなデザインと使い勝手の良さで人気を博しましたが、2021年をもって生産を終了しました。

スペイシー125は、大容量の収納スペースや、快適な乗り心地、そして、低燃費で経済的な走行性能を兼ね備えたスクーターとして、多くのライダーから愛されてきました。

また、スペイシー125は、初心者にも乗りやすいスクーターとして人気が高く、特に女性ライダーの間で支持されていました。

しかし、近年は、よりスポーティーなスクーターや、より経済的なスクーターが登場したことで、スペイシー125の販売台数は減少しており、ホンダは2021年をもってスペイシー125の生産を終了することを決定したのです。

スペイシー125の生産終了は、多くのライダーから惜しまれています。しかし、ホンダは、スペイシー125の生産終了後も、スペイシー125の部品を供給し続けると発表しており、スペイシー125を愛用しているライダーは、今後も安心してお乗りいただけます。