鹿児島の特産品「雷えんどう」について
「雷えんどう」とは、鹿児島県で広く栽培されているえんどう豆の一種です。別名を「とよしま」とも呼ばれています。雷えんどうは、さやえんどうの一種で、実が大きくて肉厚なのが特徴です。さやは緑色で、長さ10~15cmほどになります。実は緑色で、直径1~2cmほどの大きさになります。雷えんどうは、4月~6月にかけて収穫されます。
雷えんどうは、生で食べても甘くて美味しいですが、料理に使われることも多いです。さやごと炒め物にしたり、煮物にしたり、てんぷらにしたりして食べられます。また、雷えんどうを乾燥させたものを「干しえんどう」といい、こちらも煮物や汁物に使われます。
雷えんどうは、鹿児島県内では古くから親しまれている食材です。鹿児島県の郷土料理である「鶏飯」にも、雷えんどうが使われています。鶏飯は、鶏肉、野菜、卵などをのせたご飯に、鶏ガラスープをかけて食べる料理です。雷えんどうは、鶏飯に彩りを添えるとともに、甘みと食感をプラスしてくれます。